砂漠

――その気になればね、砂漠に雪を降らせることだって余裕でできるんですよ



主人公・北村とその仲間たちの大学生活を描いた青春小説。
前にノベルズ版を借りて読んだんですが、今回文庫本版が発売した記念に購入して再読しました。



物語は「」「」「」「」「卒業の春」に分かれています。

社会を砂漠に見立て、オアシスという学生生活を過ごす5人の話ですが、
麻雀をしたり合コンをしたり、恋人ができたり、不良に絡まれたり…充実した生活を送っていて羨ましいです。

北村、鳥井、南、東堂、西嶋
「クラスに東西南北が名前に入ってる人が集まってるなんて、これはもう麻雀をやるしかない!」
という理由で西嶋に集められのがきっかけでこの5人は大学生活を共にします。

続きを読む

スポンサーサイト

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

チルドレン

全5編からなる短編ですが、どれも同じ人物とその周りとの話で、
短編集のふりをした長編小説」と謳われてる様にラストまで読むと
あぁーなるほどと納得しました



陣内というキャラがメインの話で、それぞれ語り手は違いますが
友人や後輩から観た陣内の話というのが全編に共通しています


バンク-陣内大学時代の話。銀行強盗事件に巻き込まれてしまい、そこで盲目の青年永瀬と出会う。


チルドレン-30歳の陣内と武藤の家裁調査官の話。万引き少年とその父親の謎。


レトリーバー-陣内大学生の話。広場で2時間の時が止まっている事に気付く話。


チルドレンⅡ-チルドレンから1年後の話。離婚調停がメインの話。


イン-バンクの1年後の話。陣内がバイトをしているデパートの屋上に来た永瀬と優子の話。



やっぱりこの作品は陣内の個性の強さが際立った作品です。
適当でいいかげんで、へりくつをこねて自分の意見を曲げず、
そして周囲を巻き込みマイペース…しかしそれでいてどこか憎めず、慕われている。
そんな変人・陣内は大学時代も30歳になっても特に何も変わってないとこが面白いですね。

チルドレン (講談社文庫)チルドレン (講談社文庫)
(2007/05/15)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

グラスホッパー

妻を殺した犯人に復讐する為に裏稼業の会社に潜入しチャンスを伺うも、その犯人を「押し屋」に先に殺されてしまう一般人の教師「鈴木

「自殺屋」という生業で、相手を自殺に追い込む殺し屋「鯨(くじら)

雇われ殺し屋でコキ使われ不満を感じている殺し屋「蝉(せみ)

この3人の人物の視点からそれぞれ物語が進んでいき、
伝説の殺し屋「押し屋」を巡って3人の物語が次第に交差していくという話です。


伊坂作品には珍しくグロいというかバイオレンス!
殺し屋の話だしね。
段々と盛り上がっていく話はおおっとなりましたが、
終盤はあれ?とイマイチな感じでした。

グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
(2007/06)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

フィッシュストーリー

動物園のエンジン/サクリファイス/フィッシュストーリー/ポテチの4編収録。

映画化されたフィッシュストーリーは実は50Pの短編だった!
という位アッサリ短い話で、ところどころ映画と違ってましたが、
売れないバンドの最後のレコーディングが巡り巡ってこんな事にはなるには
というバタフライ・エフェクトでした。

ちなみに映画版のボーカル役の人は、ソラニンの種田役など今人気の高良健吾です。


サクリファイスとポテチは、前作「ラッシュライフ」にも登場していた泥棒・黒澤が登場していて、
伊坂作品を全部読んだらもっと楽しくなる作りになってますねー。

でもポテチの話好きですね。なんでタイトルがポテチなのかとか、タイトルが深いです。

フィッシュストーリー (新潮文庫)フィッシュストーリー (新潮文庫)
(2009/11/28)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

終末のフール

8年後に小惑星が激突して、世界が破滅すると告げられた世の中。
殺人や強盗、自殺者などが続出し混沌してしまう世界。

―それから5年後、小康状態となり惨劇が嘘の様に感じる穏やかな時間が訪れる。
3年後には皆死んでしまうと決定づけられた世の中で、
残された人々がどの様に生きるのか?という日常を描いた物語です。

終末のフール/太陽のシール/篭城のビール/冬眠のガール
鋼鉄のウール/天体のヨール/演劇のオール/深海のポール

の8つの短編からなる物語。


いわゆるパニックもの、世界が終わる系の話なんですが、
終わりを告げられた直後でも終わる直前でもなく、
残り3年という微妙に長いんだか短いんだか分からない時期を描いているのがミソです。

余命3年という「」をテーマにした話と思われますが、
どのように生きようか、どう過ごそうかという「」についてのテーマでもある作品です。

続きを読む

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

うません

Author:うません
2015年10月デビュー。
2015年10月
 ~2017年7月:千葉
2017年8月:神奈川

公式紹介
通販依頼
 (事務所経由)

pixiv
twitter
スケジュール
mail(ご依頼以外)

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
絵ブログへ

pixivイラスト
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
FC2アフィリエイト
アフィリエイト・SEO対策
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる