終末のフール

8年後に小惑星が激突して、世界が破滅すると告げられた世の中。
殺人や強盗、自殺者などが続出し混沌してしまう世界。

―それから5年後、小康状態となり惨劇が嘘の様に感じる穏やかな時間が訪れる。
3年後には皆死んでしまうと決定づけられた世の中で、
残された人々がどの様に生きるのか?という日常を描いた物語です。

終末のフール/太陽のシール/篭城のビール/冬眠のガール
鋼鉄のウール/天体のヨール/演劇のオール/深海のポール

の8つの短編からなる物語。


いわゆるパニックもの、世界が終わる系の話なんですが、
終わりを告げられた直後でも終わる直前でもなく、
残り3年という微妙に長いんだか短いんだか分からない時期を描いているのがミソです。

余命3年という「」をテーマにした話と思われますが、
どのように生きようか、どう過ごそうかという「」についてのテーマでもある作品です。

特に「太陽のシール」と「冬眠のガール」が好きですね

太陽のシールは、妊娠した事が発覚して産むか産まないか優柔不断の夫が悩むという話です。
産んでも3歳までしか生きられない子ども。
しかしもしかしたら小惑星が激突しない可能性もある訳で、
その場合おろしてしまったら…と葛藤するわけです。
世界の終わりとは思えない位すごく穏やかで心温まる話です。


冬眠のガールはかなり独特の話で、
1人残されて父の本を5年間ずっと読み続け、
そして恋人を作ろうと恋人にしたい人、恋人にはしたくない人、
新たに出逢う人を求め外に出るという物語。
すっごいほわほわしたお話になってますw

終末のフール (集英社文庫)終末のフール (集英社文庫)
(2009/06/26)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

【本】終末のフール

       『終末のフール』       伊坂幸太郎       集英社【comment】一人っ子のせいか、好きなものを「お取り置き」するクセがある(笑)手元にある本屋大賞受賞作の『ゴールデンスランバー』を読もう読もう、、と思いながら、新たに古本屋さんで見?...

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

うません

Author:うません
2015年10月デビュー。
2015年10月
 ~2017年7月:千葉
2017年8月:神奈川

公式紹介
通販依頼
 (事務所経由)

pixiv
twitter
スケジュール
mail(ご依頼以外)

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
絵ブログへ

pixivイラスト
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
FC2アフィリエイト
アフィリエイト・SEO対策
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる